無農薬栽培”冬至カボチャ”の手間
私は、今回初めてカボチャの栽培に携わらせていただいのですが、驚きを隠せない事があったんです。
無農薬でカボチャを育てることってこんなに大変だったの?っていう事と、その苦悩を超えた見事なカボチャを今日は皆さんに是非お伝えさせてください♪
カボチャの育苗と苗定植
まずは畑リーダーのイケぽんが8月16日に育苗をして苗を40株つくりました~
2週間でこんなにキレイで大きな葉っぱができました。
そして、夏まっさかりの8月31日に定植!
1メートル間隔で植えます。
このキレイな畝は今年新しく我がチームの仲間になった”だい地君”が見事な仕事を果たしてくれました。
無農薬カボチャ栽培の最初の苦悩
定植が済むとひと段落な気持ちになるところですが、なんとここで一回目の試練がやってきました。
なんと定植後一週間でアブラムシの大発生~
葉っぱの裏にびっしりいたのです。
ここからは、このアブラムシを一つ一つ40苗分潰していく作業です。( ゚Д゚)
イケぽんのお陰で、どんどん大きくなって、難関突破です。
風よけ乾燥を防ぐのために藁もひきました。
お手伝いにも来てくれた皆さん。
カボチャのツルもどんどん伸びていきます~
このまま順調に育つと思われたカボチャ栽培
なんとここで再び試練が訪れます。
ここからは少し閲覧注意です。
カボチャ無農薬栽培の試練
なんとまたも虫の被害が!!
ウリノメイガという芋虫
なんとこのウリノメイガが一つの葉っぱにひどいところで20匹くらいにいるんです(*_*;
これが無農薬栽培のおそるべし手間がかかるところ!
イケぽんに連れられて見た瞬間の私の驚きといったら
ひぇ~~~
というごくあたりまえの言葉(*_*)
一緒にいたお手伝いの方は
「無理無理無理~~~僕その作業以外なら何でもするので~」とドン引き具合(笑)
このウリノメイガ君、葉っぱをとにかく食べる食べる。
まぁ葉っぱの筋だけを残して食べるので、このままでは光合成するための葉っぱがなくなってカボチャの実が大きくならない。
そこで必殺技!!
テッテレッテレ~
虫が逃げる懐中電灯~~~!!
なんてドラえもんがでてきたらいいのですが、残念ながらここは一つ一つ手法です。
ただ、ただ、ひたすら一つ一つ取り除く作業をしました。
ペットボトルにいれていったその虫の数ったらびびる数。
しかも一枚の葉っぱに今まで見たことない数がいるので、一つの葉っぱを完全に取りきる為に数時間かかるという手間!
無農薬栽培の凄さがここにある!といった瞬間を目の当たりにした日でした。
そしてイケぽんやみんなのおかげで虫が減り
見事なキレイな黄色い花も咲き
立派な実がなりました( *´艸`)
11月27日カボチャの定植から約3か月で収穫ができました!
収穫の数70個です!
大きくて立派な冬瓜ができたのを見ると苦悩の日々は忘れちゃいますね☆
今回のカボチャの種類は
冬至”里の味”
という種類です♪
緑黄色野菜の王様と言われるカボチャは
体内でビタミンAに変わるβカロテンやビタミンB1、B2、C、E、食物繊維をたっぷり含んでいます。
冬至カボチャとは
「冬至にかぼちゃ」は、緑黄色野菜の少ない冬にカロチンやビタミンの多く含まれるかぼちゃを食べ、風邪等への抵抗力をつけようと考えられた物だそうです。
カロチンには抗酸化作用もあり、体の老化を防ぐことも期待できます。かぼちゃは、他の野菜に比べて保存がきき、保存中の栄養価の損失が少ないのが特徴です。
冬至には、かぼちゃを小豆と一緒に煮る「いとこ煮」を食べる習わしがあるのを知っていますか?
いとこ煮とは野菜や豆類で作る煮物のことで、正月やお盆、お祝いの席などでお供えにしたものを煮て食べていたことが始まりとされています。
名前の由来には、野菜をめいめいに煮ることから「姪々」野菜をおいおい煮るから「甥々」と当て字をし、姪同士と甥同士はいとこであるからという説からいとこ煮と呼ばれている説もあるそうです。
赤い小豆には古くから厄除けの意味があり、冬至につくるいとこ煮は小豆との組み合わせが定番だそう。
冬至カボチャレシピ
【材料】
・かぼちゃ:300g
・小豆(水煮):100g
・砂糖:大さじ1
・醤油:小さじ2
・水:200ml
・塩:少々
【作り方】
1. かぼちゃの種をとる
2. 皮をところどころ削ぎ取り、ひと口大に切る
3. 鍋にかぼちゃと水、砂糖を入れて落し蓋をして煮る
4. かぼちゃが柔らかくなったら小豆、醤油、塩を加える
5. 水気が少なくなるまで煮て完成
是非みなさんも作って食べてみてください~~☆
みなさんのおかげで美味しい野菜が続々とできてるので、またご紹介させてくださいな☆
by農業Uでした。