農業課 弓削牧場研修
12/4(月) 弓削牧場さんにお邪魔させていただきました
近い未来 こうなっていきたい。こうでなければいけない
そんなことを考えさせられる1日になりました
閑静な住宅街の中を進み 弓削さんの看板が見えると すでに牧場内
そのことにも驚きましたが 何だか違和感を覚えます。
そう。自分が知っている牧場の匂いがしないのです。
牛も羊も見えているのに。アノ匂いがしない。え?幽霊?と思わせるほどに爽やかな空間
アノ匂いがしない不思議の正体は 弓削さんが幾度も実験を重ね 失敗しても諦めない 膨大な知識と時間を注ぎ込み築いてきた循環方法。なんと驚くことに牧場内で照明やヒーターなどの熱源も生産しています
色々と語りたいところですが
第三者からの言葉で伝えれるほど 浅くはないですし、ワタシはまだ成長できていない
弓削さんのお話の中へ自分自身を投影すると 序盤で挫けていたであろう。
少しだけ語らせていただくと
むかしむかし弓削牧場さんの周辺は もともと六甲山麓の自然豊かな土地でした。しかし年々宅地開発が進み牧場は住宅地に囲まれていきました。開発で山が削られたことで風の向きが変わり、住宅地へ牧場の匂いが届くようになりました。ある日「匂いが耐えられない。」と直接牧場へ連絡が入ります。何とか解決しなければと事例を調べる中で見つけたのがバイオガス。牛のふん尿を発酵させ発生したメタンガスをエネルギーとして活用する仕組み。という流れになっていくのですが
後から移住してきてクレームを言うのは どうだろうか。と
ワタシは苛立ちを隠せないわけで
こういったところから戦争がなくならない意味を知ることもできますが
弓削さんは心が広く。包み込むように共存を表現していくわけです
牛にも環境にも そしてもちろん 人にも優しい 共存世界
見習わなければいけません。そういった心の部分をまず勉強させていただきます
もちろん牧場内を見学しているだけでもヒントが沢山落ちていて
自然の中にある最先端の機械、廃材なんて存在しないという価値観、無農薬で瑞々しく育つ野菜など…
1日じゃ学び足りないやつ、これ
積もるお話を聞いていると、あっという間にお昼の時間です
弓削牧場さんでは加工も自社でしています
採れたての無農薬野菜、極上のチーズ料理、そしてお酒なども造っておられるようなのですが
帰りの車の運転もあり断念!! しかし、搾りたての牛乳を使用したカフェオレも美味でした
今回、弓削牧場さんで学ばせていただいたことは財産となり
学んだワタシ達が優しい未来へと繋げ広げていくことでお返しができると感じております
そして、弓削さんと工芸社を繋げていただいた遠藤社長
ありがとうございました
チーズのお土産もいただき みんなニコニコです