芽を守れ🌱赤ちゃん苗のお引越し大作戦‼

世の中では新生活が始まり、引っ越しシーズンもひと段落。
もしかしたら片づけが終わっていない山積みの段ボールがまだ残ってないでしょうか?
農業課では、今が苗箱の引っ越しシーズンが佳境を迎えています。
苗箱は、田植えをする面積を計算して各品種ごとに毎年変わってきます。
今年の種まきする苗箱の合計はなんと!!
1640枚😱
それを品種ごとに日程を分け苗代に運搬しないといけません。
種まき直後に苗代に運搬することもあるのですが、気温が低い時期(4月下旬)は種まきした後に発芽機(2日間)でぬくぬく室内環境で調整してあげます。
発芽機でぬくぬくな環境で芽吹いた苗ちゃんは、とてもデリケート👶
運搬するにあたって注意が必要になってきます。
・日光にあてない(芽がいたむ)
・風にも注意(乾燥がきらい)
・ゆっくり衝撃をあたえずに運ぶこと(土がはがれる)
とくに発芽機で発芽した苗は、光にあたっていない状態で育つため、葉緑素という緑の色素がほとんど作られていません。
なので、もやしみたいに色が白くて敏感肌、光への耐性が弱いので直射日光をあてないように運搬します。
天気が曇りの時か、運搬する時間を日照りが少ない朝方or夕方に行う。
発芽機から苗箱を出して重ねて積むのですが、芽や根っ子を傷めないようにそっと慎重において積み上げます。
トラックに載せて運ぶ時も農道などきれいに整備されてない道を走るため、揺れて育苗箱の土が飛ばないように安全運転🚙
今回は、イセヒカリ(苗箱)をコンクリート苗代に運搬
そして苗代に運ぶ時に活躍するのがこれ!!
じゃじゃ~ん😁でっかいフォーク⁉
苗箱の裏に挟み込めるスペースがあり、この道具で差し込んで持っていけるのです。
これがあれば、両手で持てて、しっかり固定されて運びやすい、置くときも引き抜けば取れるので運搬効率がとてもいい代物。
足場が不安定な所も歩くことも多いため、たまにコケそうになりますが自慢の足腰で踏ん張って運んでいきます。
運搬してきた苗箱を畝の真ん中に2つ置いて、綺麗に並べていくよ。
この時に心が乱れていると真っすぐに並べているつもりが、段々と曲がって片方に寄ってしまうことがあるので、心の乱れも真っ直ぐに整える。
苗代に全部の苗箱を設置できたら、生まれたての苗ちゃんが風邪ひかないようにやさしくお布団【シルバーポリ】をかけて完成です。
ここから育苗生活がはじまります。
育苗期間は、1ヶ月以上🌾
田植時に丈夫な苗にするために、一般的な育苗期間より長めに苗代で成長させる。
はたして今年の苗ちゃんは、どんな風に成長していくでしょうか?
どんな子に育つかは、親のわたしたち次第!
気が抜けない日々の始まりです。
byさかた