冬の田んぼのお仕事

こんにちは!日中の気温もぐっと下がり、いよいよ本格的な冬の到来を感じますね。

来年の稲作を万全の状態でよーいドン!するために、田んぼでのお仕事も着々と進んでいます。

 

 

冬もやります草引き!!

草なんて放っておいても寒さで枯れてしまうのでは?と疑問に思われる方もいらっしゃいますでしょうか。

いえいえ。

枯れたように見せかけて、いつか来る暖かな春を寒風に負けず耐え続けている草たちがいます!


 

【ホタルイ – 蛍藺】

夏場はこの長細い針金のような葉が丈30~60センチにもなるホタルイ。

冬場は5~10センチ程のこんなに小さな草丈でもしっかりと葉先に穂をつけ、

次の命へと繋げようとしています。

さらに!多年草という、株で越冬も出来てしまう強い子なのです。


 

【コナギ – 小菜葱】

今はこんなに枯れてしおしおですが、

夏場はラブリィなハート型の葉が生い茂り、ほふく型で横にグングンと広がります。

花言葉は「奥ゆかしい」

…奥ゆかしい?その言葉とは裏腹に夏は驚きの成長速度で稲との陣地合戦を繰り広げております。。

 


田んぼでの草引きは、生えた地上部を取るだけではそこからまた成長してきてしまうので

株ごと(根っこ)取り去ります!

とはいえ、圃場によい影響をもたらしてくれる草たちも多数存在。

そんな子たちを掻き分けながら業務は進みます。

 


草を探しては根っこごと掘り起こし回収、

草を探しては根っこごと掘り起こし回収、、

草を探しては根っこごと掘り起こし回収、、、、

 


地道です!とっても地道ではありますが、

これも来年のかわいいかわいい稲たちを守るため。

寒さに耐えているホタルイやコナギたち等には申し訳ない気持ちになりつつも、

これも来年のかわいいかわいい稲たちを守るため。

せっせとひとつずつ取り除いていきます。

 

 

無農薬の大変さを感じながらも、学ぶこと・考えさせられることが沢山あるお米作り。

いいお米ができますように!と田んぼに想いを込めながら、日々頑張ります!

 

農業課 うえだ