コシヒカリから始まる入園式、子育てする農業の開園です!

「コシヒカリ」から始まった種まきも、無事に「イセヒカリ」まで完走しました。
そして今週から「ヒノヒカリ」のターンに突入です!
今年のコシヒカリは、エリート街道【発芽機】に入ってぬくぬくと発芽を促しました。
しかしながら4月以降に種まきする、イセヒカリ・ヒノヒカリ・黒米・緑米たちは、発芽機に入れずに自力で頑張っていただきます。
なんせ外気温が上がっている時期なので、天然の暖かさで十分いけるはず!
そして、種まきした育苗箱たちは、一体どこへ運ばれていくのか?
田植えまで約一か月までの期間、彼らが過ごす秘密の場所をのぞいてみましょ(^o^)丿

1.運命は「命の重み」を感じる真剣勝負
発芽機で2日間過ごしたコシヒカリの育苗箱を取り出す時、土の湿り気とともにズシリと「命の重み」を感じます。
ここで芽が出てしまうと、重ねた時に苗がポキッと折れてしまうリスクがあります。
車での運搬の際も振動で土がこぼれないように、板と重りでガッチリ固定して、安全運転で出発進行‼
2.目指すは「苗代(なわしろ)」という名のベビールーム
運ばれる先は、苗を育てるためだけに特化した専用エリア【苗代】
ここで赤ちゃん(種)から小学生(田植できる苗)になるまで子育てするわけです。……たぶん、そんな感じなのだ【勝手なイメージ】
3.効率アップの秘密兵器「フォーク」降臨
運ぶときは、専用のフォークみたいな道具で育苗箱をブスッと差し込んで運びます。
これを使えば、なんと両腕で一気に6~8箱!効率爆上がりです⤴⤴⤴
ただし、置くときは「真っすぐ、キレイ、重ねないように」これが鉄則です。
4.根っこの「家出」を防止せよ
地面にあらかじめ「根切りシート」を敷いておきます。
苗が地面に根を張り巡らせるため、これがないと田植えの時に「地面と育苗箱が合体して剥がれない!」なんて大惨事になりますからね。
5.仕上げは「水」と「踏み」の共同作業
並べ終わったら、まずはたっぷりの水で潤いをチャージ、乾燥は発芽の敵です。
さらに、ここからが肝心(´-ω-`)
育苗箱の上から「苗踏み」をおこない、箱と地面をギュッと密着させます。
隙間が空いてると根っこが迷子になり、育成不良になりかねません。
並べた時の「高さ」が均一にするのは、腕の見せ所!
高さがバラバラだと、あとで水を入れた時に「あっちの箱は溺れているのに、こっちは乾いてる(;゚Д゚)」というカオスな状態になるからです。

6.シルバーポリのお布団で、過保護にお世話
最後は、遮光と保温を兼ねた「シルバーポリ」のお布団をかけて任務完了!
理想の発芽室温は、30~32℃と言うわれていますが、露地栽培では、日中25℃⇒夜間になると10~15℃ぐらいの環境で育成中。
極度に温度を上げすぎたままの環境だと苗が徒長してしまうので、少し低めの温度環境にしてても大丈夫(^_-)-☆
そして生まれたての赤ちゃん苗は、実は日光にめちゃくちゃ弱いんです。
直射日光にあたると、苗が焼けて白くなり【白化現象】、最悪……枯れてしまいます。
発芽前に運搬するのも、この「日焼けリスク」を避けるため

育苗管理は、まさにシビアな微調整の連続\(゜ロ\)(/ロ゜)/
長年の経験と観察眼をフル稼働させて、大事にはぐくんでいきます。
今年の種たちは、一体どんな表現をして見せてくれるのか?
箱の中で、静かに、でも力強く、未来の稲穂への足音が近づいて聞こえてくるでしょう。
byさかた