稲刈り後は、藁(笑)ちらし

脱穀が終わり田んぼには、山積みされた藁と粉砕された藁が残された(゚д゚)!
稲作は、お米を収穫して終わりという事でななく、残された藁が昔からいろんな方法で活用されてきたのです。

藁を田んぼにすき込むことで豊富な炭素(有機物)が微生物の餌となり土を豊かにしてくれます。
不耕起栽培でも同じで、すき込まなくても田植え前に1か月間水をためる事で微生物に分解されて、その栄養素が稲穂の成長に欠かせません。
ですが天日干し後の脱穀時に、唯一欠点として藁が一か所にたまってしまいます。
どうしても稲木をたてる場所に稲穂を集めるため、そのエリアに藁を排出せざるおえません。

一か所にたまった藁の状態では、すき込むこともできないし、微生物が分解するスピードもおそくなります。
ですので人力で藁をちらす作業が必要になってきます。
みんなで力を合わせて藁散らし作業
一人だけゴーストバスターズみないな変な人がいるよΣ(゚Д゚)
よくみると風を出して風力で藁を飛ばしているようだ!!
熊手で藁散らしをやってみる想像以上に体力が・・・消耗します(ノД`)・゜・。
あの手この手でいかに早くきれいに仕上げるか模索しているようです。
そして昔から資源として有効に使われてきた藁。
藁納豆に藁焼き鰹たたきなど食べ物を美味しく調理する必需品。
正月を飾るしめ縄も藁で作られていて、「神聖な場所・魔除け・結界」の役割があるそうです。
昔の人たちは、藁を編み込んで草履をつくったり、家の屋根に使用したりとすごく重宝されてきた歴史を今こそ現代農業もみなおし【貴重な資源】として活用していかなければいけない。
有効活用として果樹のマルチとして敷き藁をしてます。
土の乾燥を防ぐだけでなく「空気を含むけど水も抱える」ので乾燥する冬の間も潤いを与えてくれる不思議な存在。
ニワトリ小屋の壁に敷きつめれば防寒対策にもなり、コケちゃんも大喜び🐔
プラスチックとは違い時間がたつと微生物によって分解されて土にかえるため、環境負荷ゼロの万能資材なのです。
藁には無限の活用法があり、使えば使うほど笑いがとまらない藁笑なのでした(*‘ω‘ *)
byさかた
