しいたけ~生命はめぐる~

肌寒い北風が身に染みるこの頃。

 

暖かい気候に支えられて育った植物も

成長が落ち着いてきました。

 

それでも枯れる事なく命を繋ごうとしています。

 

その季節の中、関西広告社の本社の中で芽生えた「しいたけ」。

 

 

土台となる菌床は木材チップや米糠などで出来ており

出来る限り自然環境に近い菌床となっています。

 

けれどもしいたけはまだまだ小さくか弱い状態。

 

生まれたてのしいたけを死なせない為に

人の手を加え続けなければなりません。

 

湿り気を途切れさせないように水やりをしたり

程よい気温を保つ部屋作りをします。

 

湿度や気温に気を配って成長を見届けます。

 

 

5~6日後に芽が顔を出しそこから数日経った頃には

大きな傘を広げるようになりました。



 

生まれたばかりの小さな生命が

ここまで大きくなった事に感動を隠せません。

 

このまま大きく育つのを見届けたいところですが

余り育ち過ぎると傘の形が悪くなります。

 

新しく生まれるしいたけの為にも収穫を決断。

しいたけの収穫後の写真です。

思ったよりも多く収穫をする事ができました。

 

このしいたけ達は会社の皆さんに配る事となりました。

 

ゆっくりと力強く育ったしいたけ達。

 

そのしいたけ達を食べる事によって

僕達が失いがちな活力を取り戻していくのです。

 

しいたけを育てて、人はその生命を頂く。

 

そしてしいたけ再び生まれる。

 

生命の巡りの真理とはこのようなものではないでしょうか。

 

簡単な事の様で決して忘れてはならない事。

 

その巡りに僕達は生命を繋げられているのです。

 

生命を頂くという事を軽んじてはいけません。