しいたけ~生命はめぐる~
2024年12月14日
肌寒い北風が身に染みるこの頃。
暖かい気候に支えられて育った植物も
成長が落ち着いてきました。
それでも枯れる事なく命を繋ごうとしています。
その季節の中、関西広告社の本社の中で芽生えた「しいたけ」。
土台となる菌床は木材チップや米糠などで出来ており
出来る限り自然環境に近い菌床となっています。
けれどもしいたけはまだまだ小さくか弱い状態。
生まれたてのしいたけを死なせない為に
人の手を加え続けなければなりません。
湿り気を途切れさせないように水やりをしたり
程よい気温を保つ部屋作りをします。
湿度や気温に気を配って成長を見届けます。
5~6日後に芽が顔を出しそこから数日経った頃には
大きな傘を広げるようになりました。
生まれたばかりの小さな生命が
ここまで大きくなった事に感動を隠せません。
このまま大きく育つのを見届けたいところですが
余り育ち過ぎると傘の形が悪くなります。
新しく生まれるしいたけの為にも収穫を決断。
しいたけの収穫後の写真です。
思ったよりも多く収穫をする事ができました。
このしいたけ達は会社の皆さんに配る事となりました。
ゆっくりと力強く育ったしいたけ達。
そのしいたけ達を食べる事によって
僕達が失いがちな活力を取り戻していくのです。
しいたけを育てて、人はその生命を頂く。
そしてしいたけ再び生まれる。
生命の巡りの真理とはこのようなものではないでしょうか。
簡単な事の様で決して忘れてはならない事。
その巡りに僕達は生命を繋げられているのです。
生命を頂くという事を軽んじてはいけません。