はじめての菌床しいたけ栽培

それは栃木研修で上野さんからの紹介で訪問した農園から始まりました。

農園には、立派なきのこが沢山あり、、鼻を近づけてみると、まるで森の中にいるようなフレッシュで湿潤な香りが広がり、自然の生命力を感じさせる空間を満喫🍃🍃🍃

見学してみて農業課でも「しいたけ栽培チャレンジしよう!!」と機運が高まり社長の一声でスタートすることに(^^♪



農園からしいたけ菌床が届く

 

雑菌の侵入を防ぎ、湿気を通すシートで覆われてます。

シートで密封することで、内部の水分が保たれ、菌が最適な環境で成長できるようになっており、乾燥を防ぎ、適切な湿度を維持することが重要だそうです。

菌床は非常にデリケートで、外部の病原菌やカビが侵入すると、菌床が汚染され、キノコが育たなくなったり、病気が発生する可能性がある為、密封によって、外部からの汚染を防ぐ役割があります。

 

 

袋開封・洗浄

培養済みの袋を開封して、表面を洗い流す。

菌糸が過剰に残っていると、キノコ(子実体)の発生が阻害されることがあるため、表面を洗い流してリセットすることで、キノコの発芽を促進します。

 

袋に入れて2日ぐらいで芽出し

キノコ部屋を20℃に設定。袋に入れて、室内に並べる。

開封から2日目。芽が出てきたら袋を外す。

室温18℃、温度60~75%に保つ(エアコン、加湿器で自動調整)

 

 

成長の様子

開封から5日目。エアコンで乾燥させすぎず、湿度が高くなりすぎてカビが生えないように気を付ける。

 

収穫

開封から7日目。傘の部分が開いてきたら収穫合図。

 

 

休養管理

開封から12日目。収穫をすべて終えたら袋に入れて2週間程度の休眠期間に入る。

休眠期でも菌床が乾燥しないように、適度な湿度を維持することが大切です。乾燥しすぎると、菌糸が弱まり、次の成長期にキノコがうまく発芽しないことがあります。



浸水

2週間の休養期間が終わったら、ブロックを6~12時間水に浸す。

水に浸すことがその刺激となり、菌床に「成長を再開する時期が来た」と知らせる役割を果たします。休眠から目覚めさせ、再び発芽のプロセスを開始するためのスイッチのような効果があるようです。


2回目以降の収穫

浸水させたものを袋に入れ発酵させると2回目、3回目の収穫ができます。

出る数は少なくなってくるので3回目の収穫で終わり

 

結果

今回の試験で使用した菌床ブロックは5個。

栽培期間は、1か月半で3回収穫できました🍄🍄🍄

次回もこうご期待あれ!!

by さかた