ツユクサとヒメジョオン 

暑さが収まらない今日この頃。

 

稲美町ではなかなか雨が降らずに

植物や作物にとって辛い日々が続いています。

 

本来なら畑に水まきをしないのですが

一日に一回は水を与えなければ気が休まりません。

 

それでも暑さに負けずに大きくなる植物もいて

陽の光を受けて綺麗な花を咲かせてくれる子もいるのです。

 

会社の鶏小屋に小さくも可愛らしい花を

咲かせてくれた植物を見かけました。

 

ツユクサが咲いています。

 

地下茎を伸ばして勢力を拡大するので

農家の方々には嫌われているという印象が強い野草ですね。

 

けれども一生懸命に咲かせてくれた花を見ていると

心なしか気分が晴れやかになるのを感じます。

 

食用や薬用として用いられる事もあるようで

食してみた所、土臭さのない爽やかな風味を楽しめました。

 

ツユクサ以外にも様々な野草が自生しているこの会社。

探してみると様々な野草を楽しむ事ができます。

 

ヒエやスベリヒユのように食べられる野草もあれば

食べる事のできない野草もあります。

 

そんな中でも特に綺麗な花を咲かせる子も。

 

会社の敷地内で見つけたヒメジョオンです。

 

白く愛らしい花が暑さに負けずに咲いていますね。

時期さえ間違えなければ美味しいヒメジョオンが食べれます。

 

残念ながら時期を逃したため、辛みの強いものとなっていました。

日照りが続いたので身と子孫を守る為に辛みを生み出しているのでしょうか?

 

暑さに負けず、寒さにも負けず

その一瞬一瞬を生き抜こうとする植物たち。

 

生き抜く為に自ら変化をしていきます。

 

一所懸命に生きようとする植物たちの美しさ

 

その様が僕たちに生きる事の大切さを伝えようとしているように思えるのです。

 

命は無限ではありません。

やがて終わりが訪れます。

 

その限りある時間を植物たちは決して嘆く事なく生きるのです。

 

単なる地位や権力ではなく

何に一生懸命に生きてその命を終えるのか

 

僕たちはその事を考えなければなりません。

byO・T