自然に寄り添い 一粒一粒に真心こめて 

いよいよ満開の桜が見れるようになってきました。

みなさんは、花見はされましたか?

桜の見頃は短い!この素晴らしい風情の一瞬一瞬を堪能したいものです。




ですが、農業課はゆっくりしていられません(;^_^A

浸水作業を終えたら、種もみを目覚めさせるために、次は20℃~23℃の水で2日間浸します。

すると、種もみが穏やかに目が覚めて、芽吹きの時を迎えるのです。

種もみがハト胸になりひょっこりと角みたいに顔を出している状態がベスト‼
この状態を【催芽】といいます。

黄金に輝く種もみの一粒一粒がまるで小さな宝石のよう~🤭

催芽が終わると、種もみの中に水分が多く含まれているため、一度乾燥させていきます。


水分が多いとダメな理由


① カビや腐敗の原因になる

水分が多い状態でまくと、土の中で蒸れてカビが生えたり、種が腐りやすい

 
② 発芽にムラが出る

 乾いた種と比べて吸水バランスが乱れ、発芽が揃わない


③ 酸素不足で芽が出にくい

種の周囲が空気を含まず、発芽に必要な酸素が不足してしまい、芽が出にくくなる

④種まきの機械に絡まる

種まきの機械に入れた時に水分が多いと団子みたいに種同士がくっついて離れずに、均一に種もみを播種できない

※種もみが入りすぎたり、全く入ってないポット苗になってしまう


乾燥される方法も陰干し(自然乾燥)と機械乾燥(乾燥機や送風機)がありますが、わたしたちは、陰干し作業で種もみを乾燥させていきます。

機械乾燥だと早く乾燥させられるのですが、乾燥の際に種もみを痛めてしまう可能性があるからです。


陰干しだと時間はかかるものの自然に乾かすので、焦げたりダメージを追う心配がありません。

実は、去年吊り下げ方式で陰干しを行ったのですが、種もみを均一に乾燥できずにムラがあった為、今年は籠に種もみを広げて乾燥させるバージョンアップを試みました。

陰干し中は、毎日1回は種もみをかき混ぜて均等に種もみが乾くように管理。

種もみの乾燥具合を確認しながら、およそ3日間陰干しを行います。

はたして乾燥の仕上がりは改善されたのか⁉

触ってみて手の感触で確認👋🙂‍↔️



種もみがを握って固まらない程度が理想(うっすらしっとり感がある)
【ただし、乾燥しすぎは発芽率低下やムラができやすいので注意が必要】

去年より均一に乾燥させることが出来たようです✌️

次回は、種まき🌾🌾🌾

満開の桜とともにみんなの笑顔が咲きみだれますように😆

byさかた