ヌートリアによる稲被害の現状と対策
皆さんこんにちは!
今日はヌートリアという動物が稲作にどのような影響を与えているか、そしてその対策についてお話しします。
そもそもヌートリアってどんな動物か知ってますか?
ヌートリアは、見た目がカピバラに似た大型のげっ歯類で、体長は約50~70cm、体重は4.5~7kgほどです。水辺に生息しており、後ろ足には水かきがあって泳ぎが得意なんです。主に水生植物を食べていますが、農作物も大好物。
特に稲の若い苗を食べるのが問題なんですよね。(;´Д`)
ヌートリアの生態と日本での広がり
実はヌートリア、日本には1900年代初頭に毛皮用として持ち込まれたんです。戦後、毛皮の需要がなくなり、放置されたヌートリアが野生化しました。
一度に5~6匹の子供を産み、年に2~3回繁殖するので、どんどん数が増えてしまいます。この繁殖力が、ヌートリア被害の深刻さの一因なんです。
特に関西地方で生息域を急速に広げています。
ヌートリアの特徴と生態
ヌートリアは夜行性で、夕方から夜にかけて活動します。巣穴は土手や水辺に掘り、家族単位で生活します。昼間は巣穴で休んでいるので、夜間の見回りが重要になってきます。
ヌートリアによる農業被害の現状
稲作において、ヌートリアが若い苗を食害し、収穫量を大幅に減少させることが知られています。また、畦道に穴を掘ることで、水漏れが発生し、農地全体に悪影響を及ぼすこともあります。
ヌートリアの形跡
6月初旬頃、草引きに入っていた時の事。
黒い物体がぷかぷかと浮かんでるのをメンバーが見つけました。
何か新しい生き物か?!と少し心を躍らせたのも束の間
ぶにゅとつぶれたのです。
それは生き物ではなく、う〇ちだったことが判明。。。(*_*;
そして稲がかじられてる所も何か所が発見し、これはヌートリアの仕業かもしれないと
ヌートリアの侵入を防ぐための対策がたてられました。
ヌートリア対策
ヌートリア対策に使われたのは電柵です。
ヌートリアの背丈に合わせて、田んぼ全体に電柵を取り付けました。
これで田んぼに入る事はできないはずですが、ヌートリアはなんせ穴を掘る事ができるので
穴を掘って侵入される可能性も無きにしも非ずです。(;´Д`)
ちなみにネットは簡単にやぶって侵入するそうです。
ヌートリアは日本では侵略的外来種として特定外来生物に指定され、煙たがられる存在なのに対して、同じネズミ目の齧歯目(げっしもく)のカピバラは動物園で癒しの人気を集めるというなんとも悲しいお話し。
ヌートリアを研究されている岡山理科大学の小林秀司教授のお話しによると
レンコンが好きでピーマンが嫌いなんだとか( ´∀` )
田んぼ近くで発見されたヌートリア君
見てる分には可愛いのだけど稲を食べるのだけは勘弁してください( ;∀;)
今年も被害少なく良き稲が沢山実る事を願って☆彡
農業Uでした。